決算分析_2023年3月①_Abalance、アースインフィニティ
長らく更新できていませんでしたが、決算分析を再開したいと思います。
その前に、株式市場ですがこの1か月で大きな問題が発生しました。アメリカの金融不安です。はじめはシリコンバレーバンクの破綻で、それに連れるように他の金融機関でも不安が広がっています。過度に弱気にも強気になる必要はないと思います。ですが、こういった時期に適切に買いを入れないと利益は得られないかもしれない葛藤に悩まされますね。
さて、今回は太陽光や新電力ビジネスの一角で人気化している2社を取り上げたいと思います。
①Abalance(S-3856)
もともとはソフト開発のIT企業でしたが、現在は(太陽光パネル製造など)クリーンエネルギー事業が主な企業です。2023/2/14に発表された2023年6月期Q2の売上は1,120億円(前年比320%増)、営業利益は51億円(870%増)でした。通期見通しを上方修正し、さらに2023/2/24には中期経営計画の再上方修正まで発表しています。ベトナム子会社の業績が好調なようです。日本で太陽光パネルと聞くと、天災リスクなどを取り上げられると思いますが、海外でも業績が好調というのは(リスクヘッジの観点で)安心できるニュースではないでしょうか。
中長期で注視したい企業であると思います。
②アースインフィニティ(S-7692)
新電力会社のひとつです。2023/3/17に発表された2023年7月期Q2の売上は30億円(前年比40%増)、営業利益は4億円(黒字転換)でした。原材料の価格高騰には独自の調整システムで調達を安定的に実施されているようです。通期予測に対する進捗も好調なようですが、さすがにマクロ環境の影響もゼロではないでしょうし、上方修正はありませんでした。
クリーンエネルギー、新電力会社(上記2社に限らず)はマクロ環境の影響も受けて、大きく株価を落とすこともあったと思います。そのリスクは今でもゼロになったわけではありませんが、それを乗り越えて新たなステージに向かおうとしている企業もあるのではないかと思います。
そういった企業を選定して、投資していきたいなと思います。
最後までご高覧いただき、ありがとうございました。