2023年IPO⑤_AnyMind Group、住信SBIネット銀行
2023年IPO銘柄の決算分析第6弾です。
①AnyMind Group(G-5027)
2023/3/29に上場しました。ブランド企業等に対してマーケティング支援するプラットフォームの開発・提供している企業です。2023年12月期の売上は327億円(前年比32%増)、営業利益は3億円(前年比916%増)の見通しです。売上は堅調に成長しており、営業利益はまだ絶対額は小さいですが、黒字転換は達成しており、これからの成長率がどれほどか要確認でしょうか。時価総額が500億円で利益が数億円ですのでバリュエーション(PER)は非常に高く出ていますが、300億円の売上規模で30%成長は魅力的であるといえると思います。
②住信SBIネット銀行(S-7163)
2023/3/29に上場しました。ネット専業銀行の大手です。2023年3月期の経常利益は290億円(前年比24%増)の見通しです。(銀行ですので、売上という科目はありませんね。)利益は非常に堅調に成長しています。銀行業ということもあってか、他のIPO銘柄と比較して、PERやPBRは低めになっています。しかし、ネット銀行ということで、顧客数や口座残高は増加しているようです。今後、銀行業として評価され続けるのか、もしくは(成長企業としての)ネット銀行として新たな評価を得るか、がカギになるかもしれませんね。
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