2023年2月3日_決算発表_三菱商事、ソフトバンク

 

 2023年2月3日に発表された決算発表から、2社選んでまとめました。

①三菱商事(P-8058)

 三菱グループの商社ですね。2023年3月期Q3の収益は16兆2,845億円(前年比31%増)、税引き前利益は1兆3,442億円(前年比48%増)でした。同時に通期の見通しを(当期利益を12%増)上方修正しました。これを達成すると過去最高益のようです。さらに、配当を25円増配の発表もしています。非常に好調な決算であるといえると思います。

 2020年にバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが日本の商社株を保有したことがニュースになって、それ以降、中長期的に株価は右肩上がりとなっています。現時点でもRBRは約0.7倍とまだ伸びしろがあるといえるかもしれません。それにしても、バフェット氏は2020年の社会が混乱している中、日本の商社に目をつけて投資し、足元の決算(株価)がこの状況であることを鑑みると、さすがとしか言いようがありません。

 

②ソフトバンク(P-9434)

 ソフトバンクグループの携帯事業の企業です。2023年3月期Q3の売上は4兆3,454億円(前年比4%増)、営業利益は9,820億円(前年比21%増)でした。足元は好調で、特に営業利益は通期見通しが1兆500億円で好進捗です。上方修正が出ていないことはやや懸念ですが、過去に営業利益は1兆円を超えたことがなく、今期は初の1兆円を突破しそうですね。

 個人的にソフトバンク等大手携帯事業会社は株価のボラティリティが小さく、高配当銘柄という印象で、この決算を機に大きく上昇というイメージはあまり持てません。何か新規事業の発表など既存のビジネスの成長以外の要素がないと難しいのかなと思っております。

 

 月曜日以降も決算発表が続きますので、好決算企業を中心にこちらでまとめていきたいと思います。

 最後までご高覧いただき、ありがとうございました。

2023年2月

Posted by ke-shi