2023年1月26日_決算発表_信越化学工業
本日の日経平均は下がりました。あまり大きくは下がらず、底堅い展開でした。市場参加者も個別の決算を気にしている相場ということでしょうか。
本日は信越化学工業の決算を見ていきたいと思います。
信越化学工業(P-4063)
塩ビやシリコンウエハーを生産しているメーカーです。2023年Q3の決算と、通期の上方修正に加えて増配、株式分割や自社株買いも発表されました。
まず、決算ですが、2023年Q3の売上は2兆1,632億円(前年比45%増)、営業利益は8,082億円(前年比68%増)でした。そして、通期の見通しを上方修正しています。売上は3%増の2兆7,800億円、営業利益は5.9%増の9,950億円としています。これらは達成すれば過去最高になります。さらに配当を50円増配し、2023/3/31に株式を1株⇒5株への株式分割、自社株買い(発行株式数の0.08%)も発表されています。
これを見ると、ネガティブになる点を探すほうが難しいほどの開示であると思います。半導体市場は環境が懸念されていますが、個別に企業を見ていくと、当然に逆風環境でも成長している企業はありますね。
- 良い点
- 足元の業績が好調
- 上方修正し、過去最高水準の見通し
- 増配
- 自社株買い
- 株式分割の発表
- PER約10倍、PBR約1.8倍とバリュエーションが高くない。
個人的に注目している半導体関連銘柄にも、足元が好調な決算を出した企業があり、少し安心しました。同業の企業が必ずしも好調とは限らないと思いますが、決算内容を見き分けて銘柄を選定していきたいですね。
最後までご高覧いただき、ありがとうございました。