2022年 IPO振り返り① ~2022年上期~
2023年も大発会を迎えました。
大きな混乱もなく、2023年の市場が幕を開けたのではないかなと思っています。
さて、このブログのテーマとしている日本株投資についてですが、
投稿1本目は2022年のIPO企業についての振り返りについてをまとめていきたいと思います。
2022年は90社あり、上期は37社のIPO企業がありました。
どのような企業があったか、見てみたいと思います。
上場日 | 市場 | 社名 | コード |
2月3日 | マザーズ | Recovery International | 9214 |
2月4日 | JASDAQ | セイファート | 9213 |
2月9日 | マザーズ | ライトワークス | 4267 |
2月17日 | マザーズ | エッジテクノロジー | 4268 |
2月22日 | マザーズ | Casy | 9215 |
2月24日 | マザーズ | Beex | 4270 |
2月25日 | マザーズ | マーキュリーリアルテックイノベーター | 5025 |
3月2日 | 1部 | ビーウィズ | 9216 |
3月3日 | マザーズ | イメージ・マジック | 7793 |
3月11日 | 2部 | セレコーポレーション | 5078 |
3月17日 | 2部 | 守谷輸送機工業 | 6226 |
3月23日 | マザーズ | TORICO | 7138 |
3月28日 | マザーズ | メンタルヘルステクノロジーズ | 9218 |
3月30日 | マザーズ | ギックス | 9219 |
3月31日 | 2部 | ノバック | 5079 |
4月4日 | グロース | セカンドサイトアナリティカ | 5028 |
4月7日 | スタンダード | エフビー介護サービス | 9220 |
4月12日 | グロース | サークレイス | 5029 |
4月21日 | 名証 | ASNOVA | 9223 |
4月21日 | 東証S/名証 | フルハシEPO | 9221 |
4月27日 | グロース | モイ | 5031 |
4月27日 | グロース | ストレージ王 | 2997 |
4月28日 | グロース | ペットゴー | 7140 |
4月28日 | グロース | クリアル | 2998 |
5月31日 | グロース | トリプルアイズ | 5026 |
6月8日 | グロース | ANYCOLOR | 5032 |
6月20日 | スタンダード | ヤマイチ・ユニハイムエステート | 2984 |
6月23日 | グロース | ジャパンワランティサポート | 7386 |
6月23日 | スタンダード | ホームポジション | 2999 |
6月23日 | グロース | 坪田ラボ | 4890 |
6月24日 | グロース | マイクロ波化学 | 9227 |
6月27日 | グロース | イーディーピー | 7794 |
6月27日 | グロース | サンウェルズ | 9229 |
6月28日 | グロース | M&A総合研究所 | 9552 |
6月28日 | グロース | ヌーラボ | 5033 |
6月29日 | グロース | マイクロアド | 9553 |
6月30日 | グロース | AViC | 9554 |
なお、2022年4月から市場再編があり、2022年4月以降は新名称、それ以前は旧名称です。
何社か気になる企業をピックアップしてみました。
①ANYCOLOR(Gー5032)
VTuberグループ「にじさんじ」の運営を中心としたエンタメ事業を展開している会社です。2022年12月にはロックアップ解除による思惑で下落しました。2022年12月15日には足元の業績が好調であることに鑑み、上方修正しましたが、下げ止まらずでした。2022年12月末ころから約5,500円くらいを底に反発を待っているようにも見えます。業績は好調であり、VTuberビジネスを主で展開している企業はANYCOLORのみ(のはず)ですので、売りをこなして見直された時には上昇が見込めるのではないでしょうか。
②マイクロ波化学(Gー9227)
マイクロ波化学技術プラットフォームを活用したソリューションを提供している会社です。こちらの企業も上場企業の中でもマイクロ波化学技術というユニークな技術を利用したサービスを展開されていることなどから、2022年11月、12月上旬には2,000円台後半から3,000円台をつけるほど人気となっていました。しかし、こちらの銘柄もロックアップ解除による思惑で下落しました。一時、1,600円台まで下落しましたが、年末年始の動きをみると75日移動平均線を底に反発を試みているように見えます。決算をみると、売上は23/03期は前年比31.7%増の11.3億円。利益は、22/03期は赤字、23/03期は当期純利益で0.46億円の黒字転換が予想されています。利益でみるとバリュエーションは高いですが、年30%以上の売上成長は魅力ですね。23/03が黒字転換されているか、そして24/03期の見通しが出るであろう本決算に注目ですね。
③マイクロアド(Gー9553)
マーケティングソリューションやデジタルサイネージを提供している会社です。株価は2022/12に高値を付けてから、調整しているようです。テクニカルとしては75日移動平均線や13週移動平均線を見つつ、自律反発を待つといったところでしょうか。なお、こちらの企業のHP(IRページ)を拝見したところ、モーニングスターやフィスコのレポートも掲載されていて、機関投資家とのコミュニケーションもしっかりとられている印象を受けました。さて、決算を見ますと、22/09期には当期純利益で4.9億の黒字を達成し、23/09見通しは売上129億円(前年比5.5%増)、当期純利益は6.0億円と前年比22.2%増と順調に利益成長が見込まれています。今後、四半期ごとの進捗を注視したいと思います。
まだまだ、魅力的な企業がたくさんあるのですが、すべて書いてしまうと膨大になってしまいますので、このあたりで、この記事は終了させていただきます。
最後までご高覧いただきまして、ありがとうございました。