2022年 IPO振り返り① ~2022年上期~

2023年1月10日

2023年も大発会を迎えました。

大きな混乱もなく、2023年の市場が幕を開けたのではないかなと思っています。

さて、このブログのテーマとしている日本株投資についてですが、

投稿1本目は2022年のIPO企業についての振り返りについてをまとめていきたいと思います。

2022年は90社あり、上期は37社のIPO企業がありました。

どのような企業があったか、見てみたいと思います。

上場日市場社名コード
2月3日マザーズRecovery International9214
2月4日JASDAQセイファート9213
2月9日マザーズライトワークス4267
2月17日マザーズエッジテクノロジー4268
2月22日マザーズCasy9215
2月24日マザーズBeex4270
2月25日マザーズマーキュリーリアルテックイノベーター5025
3月2日1部ビーウィズ9216
3月3日マザーズイメージ・マジック7793
3月11日2部セレコーポレーション5078
3月17日2部守谷輸送機工業6226
3月23日マザーズTORICO7138
3月28日マザーズメンタルヘルステクノロジーズ9218
3月30日マザーズギックス9219
3月31日2部ノバック5079
4月4日グロースセカンドサイトアナリティカ5028
4月7日スタンダードエフビー介護サービス9220
4月12日グロースサークレイス5029
4月21日名証ASNOVA9223
4月21日東証S/名証フルハシEPO9221
4月27日グロースモイ5031
4月27日グロースストレージ王2997
4月28日グロースペットゴー7140
4月28日グロースクリアル2998
5月31日グローストリプルアイズ5026
6月8日グロースANYCOLOR5032
6月20日スタンダードヤマイチ・ユニハイムエステート2984
6月23日グロースジャパンワランティサポート7386
6月23日スタンダードホームポジション2999
6月23日グロース坪田ラボ4890
6月24日グロースマイクロ波化学9227
6月27日グロースイーディーピー7794
6月27日グロースサンウェルズ9229
6月28日グロースM&A総合研究所9552
6月28日グロースヌーラボ5033
6月29日グロースマイクロアド9553
6月30日グロースAViC9554

なお、2022年4月から市場再編があり、2022年4月以降は新名称、それ以前は旧名称です。

何社か気になる企業をピックアップしてみました。

①ANYCOLOR(Gー5032)

VTuberグループ「にじさんじ」の運営を中心としたエンタメ事業を展開している会社です。2022年12月にはロックアップ解除による思惑で下落しました。2022年12月15日には足元の業績が好調であることに鑑み、上方修正しましたが、下げ止まらずでした。2022年12月末ころから約5,500円くらいを底に反発を待っているようにも見えます。業績は好調であり、VTuberビジネスを主で展開している企業はANYCOLORのみ(のはず)ですので、売りをこなして見直された時には上昇が見込めるのではないでしょうか。

②マイクロ波化学(Gー9227)

マイクロ波化学技術プラットフォームを活用したソリューションを提供している会社です。こちらの企業も上場企業の中でもマイクロ波化学技術というユニークな技術を利用したサービスを展開されていることなどから、2022年11月、12月上旬には2,000円台後半から3,000円台をつけるほど人気となっていました。しかし、こちらの銘柄もロックアップ解除による思惑で下落しました。一時、1,600円台まで下落しましたが、年末年始の動きをみると75日移動平均線を底に反発を試みているように見えます。決算をみると、売上は23/03期は前年比31.7%増の11.3億円。利益は、22/03期は赤字、23/03期は当期純利益で0.46億円の黒字転換が予想されています。利益でみるとバリュエーションは高いですが、年30%以上の売上成長は魅力ですね。23/03が黒字転換されているか、そして24/03期の見通しが出るであろう本決算に注目ですね。

③マイクロアド(Gー9553)

マーケティングソリューションやデジタルサイネージを提供している会社です。株価は2022/12に高値を付けてから、調整しているようです。テクニカルとしては75日移動平均線や13週移動平均線を見つつ、自律反発を待つといったところでしょうか。なお、こちらの企業のHP(IRページ)を拝見したところ、モーニングスターやフィスコのレポートも掲載されていて、機関投資家とのコミュニケーションもしっかりとられている印象を受けました。さて、決算を見ますと、22/09期には当期純利益で4.9億の黒字を達成し、23/09見通しは売上129億円(前年比5.5%増)、当期純利益は6.0億円と前年比22.2%増と順調に利益成長が見込まれています。今後、四半期ごとの進捗を注視したいと思います。

まだまだ、魅力的な企業がたくさんあるのですが、すべて書いてしまうと膨大になってしまいますので、このあたりで、この記事は終了させていただきます。

最後までご高覧いただきまして、ありがとうございました。

2023年1月

Posted by ke-shi