2023年1月30日_決算発表_オリエンタルランド、野村総合研究所、SMBC
2023年1月30日、日経平均は一進一退の様相でしたが、結果として前日比プラズで着地しました。上下どちらに向かうか、決定的なものが無く個別物色が続いているのでしょうか。そのような相場では、決算が左右されることもあると思いますので、(特に良い)決算はしっかりチェックしたいと思います。
①オリエンタルランド(P-4661)
東京ディズニーランドを運営している会社です。2023年3月期Q3の売上は3,510億円(前年比84%増)、営業利益856億円(前年は赤字)でした。コロナの影響で業績は落ち込んでいましたが、今期は回復傾向が顕著に見えます。さらに通期の見通しを(売上を+5.1%、営業利益を+21%)上方修正しています。昨月には株式分割も発表していました。開示情報としては、好決算・上方修正・株式分割と3つもポジティブな要素が重なっております。但し、直近の株価が急上昇していますので、過熱感には注意でしょうか。
②野村総合研究所(P-4307)
野村証券系のコンサルティング会社です。2023年3月期Q3は売上収益が5,160億円(前年比15%増)、営業利益は838億円(前年比3%増)でした。同時に期末配当の1円増配を発表しています。足元の業績は好調なようで、通期見通しを達成すると過去最高の売上と利益になる予定です。PERは約25倍とやや高めですが、株価は週足でみると調整中のように見えますし、この決算を機に好転する可能性はあるなと見えます。
③三井住友フィナンシャルグループ(P-8316)
先日取り上げた三菱UFJフィナンシャルグループと同じメガバンクの1社です。2023年3月期Q3の経常収益は4兆3,802億円(前年比46%増)、経常利益は1兆326億円(前年比19%増)でした。業績の進捗は好調なようですが、通期の見通しは据え置きでした。日銀の動向も要注目ですが、足元の業績は非常に好調なようです。
テーマパーク、コンサルティング、金融と様々な業種で、業績好調な企業が確認されました。業績が良ければ株価が上がるとも限りませんし、これからという観点では注意が必要なこともあると思いますが、足元が好調な企業はしっかりマークして、監視していきたいですね。
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